姿勢と健康

お腹の引き込みエクササイズ(ドローイン)の効果を出すには背伸びを忘れずに

ポッコリと出たお腹(下腹)は、見た目の悪さもありますが、お腹が前に出るのにつられて腰が反って負担をかけています。

そこで、お腹を奥に引き込む腹筋の『腹横筋』を使ってお腹を凹ませるエクササイズ『ドローイン』をします。

このエクササイズをするときに忘れがちになる『背伸び』の重要性を知ってエクササイズの効果を深めていただきたいと思います。

ドローイン+ペルビックカールの基本

今回のターゲットの腹横筋は身体を起こす腹筋運動という動きで使われるものではありません。
内臓を奥に圧迫して凹ませる働きがあり、背筋(多裂筋など)と前後で挟み込んで安定した体幹を作る働きをします。

実際の動きをみてみましょう!

お腹を凹ませることと、尾骨を床から持ち上げるように骨盤の動かす(骨盤 後傾)のがセットになります。

骨盤の動きが大きくなってしまうと効果がさがり、悪影響の可能性も

骨盤を転がすこの動きをすると、ドローインでのお腹の凹みがすごく簡単にできてしまいます。
少しエクササイズに慣れてきた方は、お腹を奥に引き込む意識が薄くなり骨盤の動きで形を作ることに意識がむきがちです。

骨盤の後傾の動きで反って詰まっている腰がリリースされて症状が楽になります。
ただし、腰の筋肉が張っている方は骨盤の動きを強くしすぎることで腰がだるくなったりすることもあります。

背伸びを忘れていませんか?

腹横筋と多裂筋が前後でうまく収縮するには、別々に考えて動きをするよりも背伸びの意識を作るのが1番早いです。
背伸びをするときにほとんどの人はやや背筋よりで伸びますので、そこにドローインが加わればきれいに前後バランスがとれてきます。

そこに骨盤の動きがちょっと加わっていくくらいの感じでやると、おかしな方向にいかずに効果的なエクササイズができるようになります。

まとめ
・腹横筋の収縮によってお腹が凹んでいく
・骨盤の動きでお腹を凹んだような気になると、腰の筋肉の過緊張を生む悪影響も出るかも
・背伸びで全体的な体幹を作り、そこにドローインしてから最後に骨盤、この順序がベスト!

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